オンラインカジノにはライセンス保有しているところがほとんどですが、ライセンスがあれば安全でしょうか?
実は「ライセンス保有」というだけでは安全とは言い切れません。

ライセンスは取得や保持が困難な信頼性が高いものもあれば、取得がカンタンで信頼性が怪しいものもあります。

そこで今回は、安心してオンラインカジノをプレイするために信頼度の高いライセンスとそのライセンスを保有しているカジノについても紹介してみました。
[box05 title=”この記事で分かること”]
- カジノのライセンスって何?
- オンラインカジノがライセンスを持つ意味
- ライセンスと第三者機関の関係
- ライセンスごとの特徴
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オンラインカジノ運営の全体イメージ
[chat face=”310675ecdd24b9d9ffb1ba8a6bfe3918.jpg” name=”小鳥さん” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]まず初めにカジノ全体のイメージからご紹介します。[/chat]

次はライセンスの一覧と各社の特徴をまとめてみました。ライセンスからカジノを選ぶプレイヤーもいますよ。
オンラインカジノ ライセンスの一覧と特徴

現状、日本語対応の大手オンラインカジノではキュラソーとマルタが上位2ライセンスです。
キュラソー

設立年 | 1996年 |
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運営元 | オランダ領キュラソー政府 |
認定カジノ | ベラジョンカジノ
>> ビットカジノ >> エンパイアカジノ >>ライブカジノハウス |
マルタ共和国(MGA)

設立年 | 2000年 |
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運営元 | マルタゲーミング委員会 |
認定カジノ | >> ラッキーニッキー
>> カジノシークレット |

他のライセンスもちゃんとしてるけど、令和の今はキュラソーが席巻してる印象です。
もともとはマルタライセンスが最高峰という位置づけでしたが、マルタライセンスでは仮想通貨の取り扱いができないという背景があります。
近頃のオンラインカジノはビットコインなどを利用するプレイヤーが多く、特にハイローラーには仮想通貨を使うプレイヤーも多いんです。
そこで人気が出たのがマルタの次に取得困難で信頼性の高さをアピールできるキュラソーライセンスです。
そこでもマルタライセンスを保有していたオンラインカジノの多くがここ1~2年の間に次々とキュラソーに変更し、入金出金の手段に仮想通貨を導入しています。

誤解のないように補足しておくと、以下で紹介するライセンスの多くも2大ライセンスには負けますが信頼性は十分ありますよ。
アンティグアバーブーダ

設立年 | 申請は1994年 |
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運営元 | 政府 |
認定カジノ | >> ライブカジノハウス
>> ビットカジノ |
KAHNAWAKE GAMING COMMISSION(カナワケ)

設立年 | 1996年 |
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運営元 | カナダ・ケベック州にある独自政府 |
認定カジノ | エルドアカジノ |
GAMBLING COMMISSION

設立年 | 1994年 |
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運営元 | GAMBLING COMMISSION(イギリス) |
認定カジノ | >> ウィリアムヒル |
gov.im(マン島政府)

設立年 | 2001年 |
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運営元 | マン島政府 |
認定カジノ | >> |
HM Government of Gibraltar (ジブラルタル政府)

設立年 | 1998年 |
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運営元 | ジブラルタル自治政府 |
認定カジノ | >> ウィリアムヒル |
PAGCOR(パグコー)

設立年 | 2007年6月の改正より現行体制 |
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運営元 | フィリピン政府 |
認定カジノ | エルドアカジノ |
コスタリカ/パナマ/ベリーズ

設立年 | 政府のため設立不要 |
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運営元 | 各国の政府 |
認定カジノ | >> ライブカジノハウス
>> ビットカジノ |
オンラインカジノのライセンス 基礎知識
ライセンスが必要な理由
- 国によってはライセンス保有でないと運営が許可されない
- プレイヤーに対する信頼性の高さアピール
- ゲーム会社と契約するため
1,オンラインカジノにライセンスが必要な理由は、国によってはライセンスを保有していないと運営を許されないところが多いです。
2,プレイヤーに対しては「◯◯ライセンス保有」とアピールすることで安心して入金をしてもらうためのアピールポイントにもなっています。
ここで重要なのは単にライセンス保有かそれともネームバリューがあるマルタやキュラソーのライセンスを保有しているか?になってきます。
マルタなどを取得できないカジノはどこでもいいから運営するためにマイナーなライセンスを取得するケースもあるので注意が必要です。
3,オンラインカジノはゲーム会社と契約をしてスロットやライブゲームを導入しています。不正行為をするようなカジノとはゲーム会社は契約をしたくないので、この場合もライセンスがしっかりしたものであれば人気ゲームを取り扱う会社と契約がしやすくなるというメリットがあるわけです。
まともなカジノはライセンスを絶対持ってる
ライセンスを取得保有するには実は大きなお金が必要となります。
なので例え新規参入するカジノが登場しても、資金力がある大手企業でないと取得や保有継続が難しくなります。資金力がある企業ということも安全な運営には重要なポイントとなります。
また、なかにはライセンスなしで運営しているオンラインカジノもあるようですが、間違いなくそうしたライセンスなしのカジノは危険です。避けるべきです。
うっかり入金をしてしまうと出金できなくなるリスクもあります。よく耳にするのがいきなり閉鎖してお金が戻らないという話です。
ライセンスが複数存在する理由
オンラインカジノは複数の国から事業に参入されていますが、ライセンスによっては運営企業が本社を構える国の政府が運営しているところもあります。
つまり参入企業が複数国あるのでライセンスも複数存在するというわけです。
そのため、マルタ・イギリス・中南米などのようにライセンスの運営元は複数国に点在しています。
ライセンスを基準に選ぶべきか?
オンラインカジノを選ぶ際に、ライセンスを基準に選ぶ方は少ないです。
そもそもライセンスの存在を知っている人が初心者プレイヤーにはほぼいないからです。
また、ハイローラーの場合には知人からの口コミで選んだり、決済限度額の大きさで選ぶ人が多いのでライセンスについてはあまり関心を持たない方も多いです。
でも、個人的にはライセンスがキュラソーかマルタであることを優先して選ぶのがベストだと思っています。
特に近頃の大手オンラインカジノはキュラソーライセンスのところが多いので「キュラソーのカジノ」から選んでも困ることはありません。
ライセンスを取得しているオンラインカジノなら安全?
いいえ、取得しているだけでは安全とは言えません。
なぜなら取得しやすいライセンスがありますし、ライセンス取得と各ゲームのペイアウト率などの不正操作は別ものだからです。
そこで、ライセンス取得しているオンラインカジノのなかでまともな運営をしているところの多くは第三者機関のチェックを定期的に受けています。
オンラインカジノの第三者機関とは
ライセンスはカジノ会社の不正をなくすためのもので、スロットなどのようにゲーム会社から提供を受けているものはカジノ会社の運営とは別になります。
そのため、ライセンスが信頼できてもゲーム会社がイカサマをしてペイアウト率の操作などをしているとカジノ会社もライセンス団体も気づくことができません。
そうしたペイアウト率の不正操作やペイアウト率の悪さなどを監視する役目として第三者機関の存在があります。

続けて第三者機関の紹介をしてみました
eCOGRA(イーゴラ)第三者機関

設立年 | 2003年 |
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運営元 | イギリスを拠点としたNPO |
GLI(Gaming Laboratories International)第三者機関

設立年 | 1989年6月23日 |
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運営元 | GLI(ニュージャージー州トムズリバーに本部) |
iTech Labs 第三者機関

設立年 | 2004年(オーストラリア) |
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運営元 | iTech Labs |
TüV compliant(テュフ コンプライアント)第三者機関

グループ本体の設立年 | 1872年ドイツ ケルン |
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運営元 | TüV compliant |
まとめ
オンラインカジノの多くはライセンスを取得しています。でも、ライセンスによっては信頼性が高いものや低いものなど差があります。
だからライセンスを保有しているから安全とは言い切れません。
次に、マルタやキュラソーのように信頼性が高いものを保有していれば問題ないかと言うと、それと取り扱いゲームのペイアウト率の不正などは別なので見抜けず安心とは言い切れません。
そこで第三者機関と提携をして常日頃から不正操作などのチェックをしてもらっているカジノが多いです。
不正操作などが不安な方はマルタやキュラソーのライセンスを保有しつつ第三者機関のチェックも受けているカジノを優先して選ぶことをおすすめします。